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第 35 回 エイミー アタル 先生インタビュー


Anjali 先生の妹、登場!

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エイミー アタル 先生インタビュー

インタビュー音声公開&クイズ

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エイミー「Hello!」
大塚「Hi エイミー, 元気?」
エイミー「今日はちょっと仕事から帰ってくるのが遅くなり、疲れ気味です (笑)。でも元気ですよ。」
大塚「それは良かった。エイミー が今働いている法律事務所は弁護士が何人いるの?」
エイミー「110 人くらいかな? スタッフをいれると 300 名くらいいます。」
大塚「結構大きな事務所だね。」
エイミー「いえいえ。 バンクーバー に移る前はロンドンの法律事務所にいましたがそこは 1,100 人くらい弁護士を抱えていたからそれに比べれば小さいものです。」
大塚「1,100 人とはすごいね。」
エイミー「国際的な事務所で日本にも支社がありましたからね。世界で 3,000 人以上弁護士を抱えていました。」
大塚「それはすごい。」
エイミー「私は財務専門の弁護士をしていますが、そういう世界規模の法律事務所ですと投資銀行のスタッフと一緒に働くケースが多いんですよ。でも今働いているところは企業の経営責任者と直接やりとりするんで仕事的には今の方がやりがいを感じています。」
大塚「なるほどね。財務専門というと M&A (企業の吸収や合併案件) の契約書の整備中心にやっているの?」
エイミー「そう! 法廷に立つことはないのでちょっと寂しいですけどね (笑)。」
大塚「そっか。エイミー のバックグラウンドをよく読んでみると財務とは完全無関係に見えるのでそこらへんもインタビューで聞かないとね! でははじめましょう。」
エイミー「OK! なんでも聞いてよ。」
大塚「MANABI.st では Anjali (エイミー の姉)、スニタ (エイミー、 Anjali の幼馴染) に次ぐ Anjali Family (!?) の 3 番目として先生として入ってもらいましたが、まずお姉さんの Anjali と エイミー は性格的にどう違うかについて教えてください。」
エイミー「え〜? そんな質問から入るの (笑)!? なんていったらいいのか。。。」
大塚「よくけんかした (笑)?」
エイミー「そうね。正確に言えば『今でもよく喧嘩する?』になるでしょうね (笑)! 父は "fight" ではなく "discussion" といいますけどね。まあ、二人でいて飽きることはありません (笑)。」
大塚「Discussion というと?」
エイミー「髪型・服装から、アメリカ は戦争すべきかまで何から何までものの考え方が違うんですよね。姉 (Anjali) は本当にまじめで注意深く論理的。まず道を踏み外さない。私は反逆的・冒険的で芸術家肌。」
大塚「なるほど。私には兄がいるのですが、やっぱり同じですね。まあ、一番目の子は親は大事に育てますからね。2 番目以降は『もうどうにでもなれ!』って感じでね (笑)。」
エイミー「一緒一緒 (笑)。」
大塚「反逆的って具体的にはどういうことをしたの?」
エイミー「15 歳でクラブにいってみたりね。とにかくルールや規則をどこまで破ることが出来るのかチャレンジしていました。よく父や Anjali に怒られていました。」
大塚「そんな エイミー が今では法律の仕事をしているのはおかしいですね (笑)。」
エイミー「まあね! 性格的には Anjali の方がよっぽど向いていると今でも思いますよ (笑)。人生どうなるか分からないから面白いね。」
大塚「大学の頃から弁護士を志していたの?」
エイミー「いえいえ。私は科学を専攻にして大学受験をしました。」
大塚「そうだったんだ。確か Anjali も大学時代、一年間科学を専攻したといっていました。」
エイミー「でも。。。」
大塚「おっ? なんか面白い話が聞けそうだね。」
エイミー「うん。1 週間前になって英文学に専攻を変えたんですよ。」
大塚「入学一週間前に?」
エイミー「そう! これが家で大問題になってね。」
大塚「大問題?」
エイミー「そう。父は地質学の先生をしていて、小さい頃から『お前と Anjali は大学で科学を専攻しなさい。後で何をやるにしてもつぶしが利くから。』といって育ててきたので当然科学を専攻すると思っていてね。でも科学なんて 1 年中研究室にこもって研究をしなければならないじゃない?」
大塚「もちろん。」
エイミー「姉が一年間やっているのを見て、とても私には出来ないと思ったんだ。ちょうどその時叔父にいろいろと相談に乗ってもらっていたんだけど、『何をやっているとき、時間を忘れて没頭できるか?』という質問をされてね。私の場合は風景を描くことと本を読むことだったんだ。それで父にバレても、もうどうすることも出来ないぎりぎりのタイミングを狙って専攻を変えたんだ。」
大塚「それが一週間前。」
エイミー「そう!」
大塚「してやったりという感じでしたね?」
エイミー「まあ、バレた後が大変だったけどね。戦略勝ちです (笑)!」
大塚「やったね!」
エイミー「まあね!」
大塚「エイミー はその後、日本、イギリス、フランスと住むことになるのですが、いつかは海外に住もうと思っていたの?」エイミー アタル 先生
エイミー「実は二十歳の時に 1 年間交換留学生としてイギリスのランカスターにある大学に留学しました。」
大塚「大学時代に留学をさせてもらえるとは羨ましい!」
エイミー「それが、父が大反対して大変でした。」
大塚「大反対?」
エイミー「そう! 何しろ科学を専攻して欲しかったのに文学を専攻したでしょ。それ自体父は気に入らないのに『英文学を学ぶ為に留学するなんてとんでもない! まじめな Anjali ならまだしも何をするか分からない エイミー はダメ!』っていう感じでね。」
大塚「それでどうしたの?」
エイミー「とりあえず父にどれだけ真剣かアピールしようとその夏は出来る限りのアルバイトをしました。保険を売ったり、ダンスを教えたり、数学を教えたりとね。」
大塚「それで?」
エイミー「それが全く効果がなく途方にくれていた所、近所のおばさんが『エイミー、最近何をそんなに忙しく走り回っているの?』と聞かれ、事情を話すと、『それだったら私の父が奨学金の理事をしているので聞いてみるよ』といわれましてね。」
大塚「誰が見ているか分からないね。」
エイミー「そう! だから人生は面白い!」
大塚「それで?」
エイミー「数日待っていると面接したいから来て欲しいといわれまして。。。実際に行って、『文学を究めるのにいかにイギリス留学が大事かを力説したら』面接官の一人がイギリス人で私の話にものすごい食いついて来て帰る頃には $8,000 の Check がポケットの中に入っていたんだ (笑)。」
大塚「すご〜い。でもお父さんの反応が気になるな〜。。。」
エイミー「うん。複雑だったんじゃないかな? 多分出してくれたと思うのよ。ただ言い出すタイミングがつかめなかったような気がします。でもその前に娘が自分で解決してしまった。」
大塚「なんだか分かるな、それ。」
エイミー「でもこれは自分にとって大きな体験でした。『大人になったな〜』と思う瞬間ってあるじゃない? 私にとってはまさにその瞬間でした。」
大塚「それでイギリスはどうだった?」
エイミー「今まで スニタ 一家を含め、こちらでインド系 カナダ 人 20 世帯で家族同様に暮らしてきました。イギリスに行ってはじめて 1 から自分でネットワークを作らなければならない。同級生から 60 代の女性まではじめはプレッシャーを感じながらも少しずつ築いていけたのがすごい自信になりました。特に大好きな小説の舞台となった場所を多く訪れ、あの一年間は自分にとって何もかもが新鮮で人間的に大きな成長したと思います。」
大塚バンクーバー に一年後に帰ってきて逆カルチャーショックというのはなかった?」
エイミー「ありましたね。あの一年で自分の考え方は非常に変わったかと思う。でも周りは変わらない エイミー でいて欲しいと思っている。」
大塚「変わったというと?」
エイミー「例えば夏のアルバイトとしてウェートレスをやりたいと思ったのよ。ウェートレスは時間管理・プレゼンテーション・接客等のスキルが必要になるのでいい社会勉強になると思いました。イギリスでは少なくともそう考えられていました。でも一家総反対!『あんた何を考えているのよ!』なんてね。」
大塚「でも エイミー は留学のときのように結局、不可能を可能にしたんでしょ?」
エイミー「いえいえ。今回ばかりはダメでした。」
大塚「どうやって説得されたの?」
エイミー「ここら辺が Anjali が Practical なところなのよ。『あなた夏も学校に行って単位を取らないと 4 年で大学を卒業できないよ』と私の取得単位数を調べ上げて説得するもんだから。。。完全負けです。あきらめました。」
大塚「さすが Anjali ですね (笑)! でもどうして卒業後日本に?」
エイミー「やっぱり Anjali の影響ですね。 Anjali が富山県にいた時に Visit しましてね。その時に日本、いや富山県に惚れましてね。ここにはきっと何かある。絶対に姉同様に大学を卒業をしたら日本に来ようと思いました。」
大塚「それで大学を卒業し、JET プログラムの一員として来日します。」
エイミー「そう! 本当は富山県が良かったんだけどね。石川県に配属されました。」
大塚「日本に実際に住んでみた印象は?」
エイミー「イギリスは知識的な刺激が強い国だったのに対し、日本は私の美的感覚を刺激しました。」
大塚「美的感覚というと?」
エイミー「日本は "one moment experience" を大事にする国だと思います。四季の移り変わりに伴うその時、その瞬間だけしか味わえない風景・匂い・味。そういう大切な瞬間に沢山めぐり合いました。」
大塚「Interesting!」
エイミー「人に関して言えば非常に忍耐強いということかな。北米 は Verbal Communication (言葉) が会話の中心になりますが日本では Non Verbal の方が大事なんですね。何かを決めるときも『私はこうしたい!』といわずになんとなく話し合っていき、自然に決めていく。コンセンサスを大事にするんですよね。少しずつ皆で妥協して結論に達していく。これは素晴らしいことだと思います。欧米人の中には効率的ではないという人が多いかもしれないが、誰かひとりでも嫌な思いをする人がいるくらいだったら、皆少しずつ妥協した方が全体で見ればよっぽど効率的だと思います。石川県で一緒になった 5 人の JET のメンバーと雨の中、『これからどうしようか?』という話になった時に、みんなどっぷりと日本にハマっていたためになかなか決まらず、しまいに誰か『このまま本国に戻ったらみんな死んじゃうね。』といって大笑いしたのを思い出します。」
大塚「なるほど。私も 10 年近く アメリカ に住んでいましたのでそれ、よく分かります。全く同感です。そういう小さな妥協で全体のハッピーを追求しようと日本的精神は私も大好きです。日本で何か特別な思いである?」
エイミー「う〜ん。そうだね。。。私の生け花の先生の話かな。教えてもらってしばらく経ったある日、どうも様子がおかしいと思ったんですよね。いつもと変わらず教えていたのですが、ちょっとした仕草が違うなと感じたんだ。授業が終わり、皆帰った後に『先生、どうしたの? なにかありました?』と聞いた時に突然泣き出してね。どうも彼女が飼っていた 2 匹のジャーマン・シェパード犬のうち一匹がその日の朝、亡くなったらしく、もう涙がとまらなくてね。私自身、何もしてあげられなかったんだけどずっと一緒にいてね。欧米だったら家族が亡くなった時、家族が全てにおいて優先され、長期間休養をとるのに。。。日本人のプロフェッショナルとしての意識の高さに深い感動を覚えました。私が同じ状況だったらまず教えることなんて出来なかったでしょうね。」
大塚「日本はそういうところがありますね。プロ野球選手の父が亡くなった時も周りに迷惑をかけない為に進んで試合に出ることを美徳としていますからね。これもさっき エイミー が言った『自己犠牲』の延長線上ですね。」
エイミー「そうですね。」
大塚「日本へは一年しかいませんでしたね。どうして一年で帰ってしまったの?」
エイミー「日本に来て自分の将来のキャリアについて真剣に考えるようになったんだ。文学を追求するべきか別の道に進むべきかとね。」
大塚「エイミー の今までの話から行くと文学でしょ?」
エイミー「そう思うでしょ。でもね、イギリスから帰国して カナダ の文学教育に対する考え方にがっかりしてしまったんだ。」
大塚「がっかりした?」
エイミー「うん。イギリスでは自由にいろいろな作家の研究を出来たんだけど カナダ の文学界は非常に保守的で嫌になったんだ。それで人を助ける仕事が出来るということと昔から Public Speaking が好きだったので法廷に立つ弁護士になろうと思い日本から Law School に願書を出し、合格したので カナダ に戻ることにしました。」
大塚カナダ のどこ?」
エイミートロント。」
大塚「また逆カルチャーショック?」
エイミー「逆カルチャーショックなんてもんじゃない (笑)! 何しろ日本の Non Verbal のゆっくりとした Communication Style がちょうど板についてきたときに大都市のしかも Law School でしょ? Law School では言葉が全てで Non Verbal なことはどうでもいい。しかも相手を捲くし立てるスピード感が重要です。はじめ、『何でこんなに頭の悪い人が入ってきたんだ?』なんて思われました (笑)。」
大塚「それはひどい!!」
エイミー「でもさすがに慣れてきて最後はクラスでも上位の方に入っていたと思います。」
大塚「さすがだね。でも何で今、法廷に立たない財務弁護士をしているの?」
エイミー「来ると思った (笑)。一つの決断が次の決断を生んで。。。。という感じですね。」
大塚「というと?」
エイミー「本当は人道的な分野に行きたかったんだ。Immigration & Criminal Lawyer (入国ビザを取得するのに手伝ったらビザが切れた人の弁護など) などにね。それがひどい話で面接した法律事務所が『一年間の研修期間は自分で全てをやらないといけない。仕事を取ってくることから弁護料などの交渉。法廷に立つことまで全てね。それでちゃんと顧客を取ることが出来たら採用してあげる』といわれてね。え〜? という感じでした。実際に人道的なことをやっている法律事務所は法廷のすぐ外に事務所を構えて商売商売しているところが多い。そこで、まあ、どうせ一年の研修期間だし、ビジネスの分野に足を踏み入れても、Immigration & Criminal Lawyer にはいつでもなれるし。。。なんてと考え、財務の世界に踏み入れてそのまま残ってしまいました。」
大塚「なるほど。」
エイミー「でもこれは本当に思ったより厳しい決断でした。周りのクラスメートには『そっか。エイミー はあっちの世界にいっちゃうんだ。。。』なんていわれたりして。。。でもね。こっちの世界にいる人間ほどよくボランティア活動しているし、人道的な人が多いんですよ。20 代の頃はこっちの世界に入って拝金主義的な人間に変わってしまうのではないかと恐れたりしましたが、今では自分は変わらないんだという自信があり、その分ボランティア活動にも力を入れています。」
大塚「ボランティア活動は何をしているの?」
エイミー「ロンドンにいた頃は文盲の子供たちに読み書きを教えたり、パリでは Immigration のお手伝いをしたりしていました。」
大塚「素晴らしいね。 バンクーバー では?」
エイミー「最近戻ってきたのでまだアクティブにはしていませんが治安の悪い バンクーバー 東地区のリバイバル・プロジェクトのお手伝いや高齢で目が弱くなってきた人向けに朗読会などをやろうと思っています。」
大塚「尊敬してしまいます。」
エイミー「まだ大してやっていないのよ。これからよ。」
大塚「そうそう。エイミー、最近、婚約したんでしょ?」
エイミー アタル 先生
エイミー「そう!」
大塚「フィアンセとはいつ、どうやって会ったの?」
エイミー「飛行機の席が隣だったんだ。」
大塚「え〜? ありえない。前回インタビューした先生と全く同じだ。。。」
エイミー「本当? それはすごい偶然ね。」
大塚「やっぱりお互い一目ぼれとか。。。」
エイミー「いえいえ。そんなことはありませんでした。間に真ん中の席が空席だったので話したのは着陸前のちょっとの間だけでしたが、その会話が非常に深い会話で、その後何度か連絡をしているうちにお互い、意識するようになっていきました。」
大塚「彼は カナダ 人?」
エイミー「イタリア人です。」
大塚「何をしている人?」
エイミー「脳や神経について研究しているローマ大学の先生です。」
大塚「じゃー今もローマにいるの?」
エイミー「いえいえ。こちらで働ける様に大学と交渉し、今こちらの モントリオール で研究を続けています。VISA が取れ次第、バンクーバー に引っ越してくる予定です。」
大塚「おめでとうございます! これから結婚準備大変だね。何しろ Anjali の時は数百人もの出席者がいたと聞きました。」
エイミー「同じくらいになるでしょうね (笑)。彼もビビッています。。。」
大塚「それはそうだよ。Good Luck! 最後にこれを読んでいる皆様にメッセージをお願いします。」
エイミー「I am really looking forward to teaching you and helping you to learn English that is practical for you in your daily life. Having to work in French for the last two years, I am aware of the specific challenges of using a second language in a professional context. I hope to talk to you soon! 」
大塚「長い間ありがとうございました!」

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