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第 4 回 Narra Geisinger 先生インタビュー


パイナップルと手紙

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Narra Geisinger 先生インタビュー

インタビュー音声公開&クイズ

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インタビュー音声 聞き取り穴埋めクイズ

You forget ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) and I think that the teachers are the … have a really, a real gift, you know?

上の文章を完成させて解答を support@manabi.st まで送ってください。正解者先着 3 名さまに Narra 先生の無料レッスン 1 回をプレゼント! (締め切りは 6 月末日です。)

Narra「MOSHI-MOOOSHI!」
大塚「(笑) Hey! O-Narra-Bu先生! ようやく話すことが出来たね!」
Narra「そうだね! 私もようやく Mysterious (謎に満ちた) Masaと話すことが出来ました!!」
大塚「先生対談も今回で 4 回目を迎えましたが今回は初めてインタビューを録音し、一部公開しますのでよろしくお願いします。」
Narra「えー。。。緊張するなー。。。ゆっくりとはっきりと話さなくてはいけないね。」
大塚「今でも十分きれいに、はっきりと聞こえていますのでリラックスしてお願いします!」
Narra「OK!」
大塚「まずは日本に興味を持ったきっかけから教えてください。」
Narra「OK! 私の父が AP 通信社に勤めていた関係上、6 歳のとき、生まれ育った 米国 Salt Lake City を離れ、6 年間フィリッピンのマニラに住んでいました。ちょうど私が 10 歳の頃かな。日本に旅行したのは。。。銀座の松坂屋に入ったのですが、そこのおもちゃ屋に行き、日本のおもちゃのすばらしさにビックリしました。Hello Kitty グッズを大量購入したのを覚えています。」
大塚「Hello Kitty は今でも人気がありますよね!」
Narra「日本のアニメやキャラクターグッズは世界一だと今でも思っています!」
大塚「その後は?」
Narra「12 歳のときに 米国 ワシントン DC に戻りました。高校一・二年のときはスペイン語を取っていたのですが、高校 3 年に ワシントン DC 在住の画家である日本人が日本語のコースを持つことになりまして。。。迷わず日本語に切り替えました。」
大塚「どうして?」
Narra「漢字って Cool だと思わない? 当時私の周りではちょっとした漢字ブームが起きていて、みんな漢字を書きたがっていたんだ。先生が画家だったということもあり、絵的に漢字を説明してもらい、本当に楽しかったなー!」
大塚「大体日本の新聞を読むには 2,500 位の漢字を知らなければならないといわれますが Narra は今どれ位、覚えているの?」
Narra「50 位かな?」
大塚「えっ!?なになに (笑)、たったそれだけ? 500 とか 1,000 とか言うかと思ったよ。」
Narra「もうこっちに帰ってきてから 6 年も経っているんだから許してよ (笑)!」
大塚「OK, OK。それじゃー一番好きな漢字は?」
Narra「Good Question! う〜ん。。。Three woman が書いてあるやつかな。」
大塚「えっ!? ひょっとして一番上に女が 1 つ、下に 2 つある『姦』という漢字?」
Narra「そうそう。」
大塚「(大爆笑) 4,000 とか 5,000 とかある漢字の中で『姦』?」
Narra「笑わないでよ (笑)。確かゴシップという意味だったと思うのだがこれが本当に気に入っています。」
大塚「あれ〜、ゴシップという意味だったかな?? とにかく失礼しました。。。話を戻しましょう。マニラから帰国後、次に日本に行ったのはいつですか?」
Narra「大学時代大阪の関西外国語大学に 1 学期だけ交換留学しました。」
大塚「日本に来て一番驚いたことは?」
Narra「まず道が狭かったこと。歩行者が信号を守っていたこと。」Narra Geisinger 先生
大塚「え〜、大阪で?? 大阪人はせっかちで有名なんだけどな〜。。。」
Narra「みんなそういうんだけどちゃんと待っていましたよ、青になるまで。」
大塚「それ以外は?」
Narra「芝生がないこと。家に乾燥機がついていなかったこと。あと会話の中での沈黙を日本人は気にしないことかな。」
大塚「そうですよね。アメリカ人は沈黙を嫌いますよね。私もアメリカ人との会話中、ちょっと考えたりしようとして黙っていたりすると相手がそれを嫌がり喋り捲られ、慣れるまで時間がかかりました。たまにちょっとでもいいから黙っていてよと言いたいくらいです (笑)。」
Narra「分かる分かる。でもわれわれアメリカ人は沈黙は駄目なんですよ (笑)! MANABI の生徒に教えるときは気をつけるようにしています。皆様に私がでしゃばってしまった時は『もう少し考える時間を頂戴!』という様、伝えて下さい!!」
大塚「OK。伝えますよ! 1 学期の短期留学を終え、帰国後どうしたの?」
Narra「JET プログラムに応募し、合格。大学卒業と同時に日本にJETの先生として再来日しました。」
大塚「配属の希望はどこだったのですか?」
Narra「北海道!! 私、『北の国から』の大ファンで北海道に住みたかったんだ。純君大好き (笑)!」
大塚「実際の配属は秋田県の神岡町でした。」
Narra「地方希望で、北海道にも近かったので本当にうれしかったな〜。」
大塚「神岡町はいかがでしたか?」
Narra「実は私が神岡町に住んだ外国人第一号だったらしく、わずか人口 6,000 人くらいの町だったのですが皆さん、本当に親切に接してくれました。神岡町は私の第 2 の故郷です!!」
大塚「何校くらい受け持ったのですか?」
Narra「それが何と 1 校だけ。平和中学校専任で 2 年間英語を教えていました。」
大塚「一校だけですか。それは少ないですね。それだったら生徒全員の名前と顔が一致したのでは?」
Narra「もちろんです! 本当に楽しかったな〜。」
大塚「日本には 2 年間いましたよね。このまま日本で職を探そうと思わなかったのですか?」
Narra「私は残りたかったのですが当時付合っていた彼氏 (現在の夫) との約束で残念ながらこれ以上は無理でした。。。」
大塚「そうだったのですか。今、お仕事は何をされているのですか?」
Narra米国 大手のコンサルティング会社 (Bearing Point・旧 KPMG) に勤めていまして、日本に駐在する 米国 海軍の将校に対し、日本側の自衛隊との関係が円滑に進む様、アドバイスをするという職種で、軍隊のバックグラウンドのない私には大変 Challenging な仕事です。日本にも年に 2 回は出張します。」
Narra Geisinger 先生
大塚「日本にもいらっしゃるのですか? 次回来日時には会社に遊びに来てくださいね!接待します!!」
Narra「ありがとう! ラーメンを食べに連れて行ってよ!」
大塚「喜んで! さて、本題に戻しましょう。何で教職にはつかなかったのですか?」
Narra「何ででしょうね。今でも教職の仕事につきたいんだけどな〜。。。それでも生活のこともあるし、現在の職種についています。でも本当は英語を教えたい!! また近いうちに現場復帰したいです!!」
大塚「どうして教えるのが好きなのですか?」
Narra「やはり若い人の人生に直接インパクトを与えることが出来る職種というのは先生以外考えられません。若い人の人格形成のお手伝いが出来るなんて素敵なことだと思いません?」
大塚「すばらしいですね。本当にその通りだと思います。だけどどうして英語なんですか?」
Narra「昔、数学も教えていたのですが、やはり教えるなら英語ですね。英語で面白いのは教えている自分がより英語について教えられるということです。今でも MANABI の生徒さんに英語を教えていて逆に私が教えられることってあるんですよ!」
大塚「英語って奥が深いのですね!」
Narra「そう! 皆さんが思っている以上に奥が深いですよ!!」
大塚「教えてて良かったと心から感じた瞬間なんてありませんか?」
Narra「Good Question! ちょっと考えさせてね。う〜ん、そうだな〜。。。平和小学校で教えていた時に私の授業中にいつも寝ている生徒がいて、私は彼が寝ようと思わないくらい楽しい授業をするのを目標に頑張っていました。時には寝ている彼を当てたりしてそのたびに "I don't know!!" なんてあからさまに嫌な顔をされたり、なにかとひいきにしていたのですがなかなか答えてくれなかったのですよ。結局ダメで アメリカ に帰国することになりがっかりしていたのですが、ちょうどアパートで帰国の準備をしていた所、生徒数人が私のアパートに来てくれましてその中に何と彼がいたのですよ! 彼は私の大好きなパイナップルを持っていて "This pineapple for you" とたどたどしい英語で言ってくれてもう大感激! その場で泣き崩れてしまいました。パイナップルと共に手紙をくれて、それは今でも私の宝物です。生徒と通じ合え、『本当に教えてて良かったな〜』と思えた瞬間でした。」
大塚「すばらしい話ですね! なんだかジーンと来ますね。」
Narra「はい!」
大塚「次に Narra からみた日本人の英語力についてコメントをいただけないでしょうか?」
Narra「他のアジアの国々に比べて日本人の英語力が低いのは当然です。ほとんどの国は植民地時代の影響で英語を母国語としているのですから。。。フィリピンもシンガポールも香港もそうです。私も秋田で教えていた時によく生徒に聞かれました。"Why do I need to learn English?" と。日本はすばらしいと思いますよ。本当に魅力的な文化を持っている。自国の文化が確立していればいるほど、他言語は苦手なのは当然だと思いませんか?」
大塚「I totally agreeです! 私も昨年まで アメリカ に留学していて、他のアジアの国々に対する西洋諸国の影響の大きさに大変驚かされました。逆に強い文化・母国語を持っている日本を誇りに思ったほどです。ただ、ここまで国際化が浸透してきて、ビジネスの国境もなくなりつつある今、英語の必要性はますます高まっているのは事実です。」
Narra「その通りですね。」
Narra Geisinger 先生
大塚「そんな中、英語のコミュニケーションスキルを最も短期間に上達する方法は何だと思いますか?」
Narra「質問をする勇気を持つことです。分からなければ分からないと怖がらずにはっきりということです。」
大塚「おっしゃるとおりだと思います。日本では聞き返すことは相手に失礼という印象がありますが、アメリカ では違うのですよね。たとえ単語の意味が分からなく質問してもアメリカ人はそれを失礼と取らずに『この人、私の話を真剣に聞いてくれてんだ!』と逆に喜ばれることを留学中に学びました。」
Narra「その通りよMasa! だから私は MANABI のレッスン中にわざと難しい言葉を使ったりします。でもそのまま分からないまま流す人が多い!! 後で『先生への伝言』板で聞いてくる人が多いですが『些細なことでも大歓迎ですので勇気を持って聞いてください!』と伝えて欲しいです!」
大塚「すばらしいことをおっしゃいますね。ちゃんとこの部分は強調して記事に書きますね! それでは最後に一言、MANABI の生徒の皆様にメッセージをお願いします。」
Narra「特に 1 回以上私とレッスンをしていただいている方にまずは Thank you! といいたい。本当に皆様と話していると昔からの友人と話していると錯覚するほど楽しく、日本にいたときの楽しい思い出が蘇ってきます。You know, we're all just people and it's a real reminder that we all have our own lives no matter where we live. If we all get along, everything will be fine. Good luck studying!」

追伸:Narra 先生のご主人はプロのミュージシャンで Welbilt というバンドのギターリストとして 2002 年 4 月にデビュー。Welbilt の公式ホームページ (http://www.welbiltmusic.com/) を是非ご覧下さい! また音楽の一部を聴くには (http://www.welbiltmusic.com/digging_holes.mp3) へアクセス!!


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