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第 37 回 Michael (Mike) Chartier 先生インタビュー


イエール大出身の元エリートバンカー
教師への華麗な転身!?

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Michael (Mike) Chartier 先生インタビュー

インタビュー音声公開&クイズ

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インタビュー音声 聞き取り穴埋めクイズ

I'm glad, you know, I'm glad I worked at Yamashin it was umm, it was kind of a ( ) ( ) for me and a. cause I'm not, you know, it involved sales and I'm not an ( ) person in ( ) and I really like to.I like to help people ( ) but, you know, ( ) for me to negotiate but umm it was really good for me to see sales and ummm, the manufacturing and umm also it was a chance to improve my Japanese.

上の文章を完成させて解答を support@manabi.stまで送ってください。正解者先着 3 名さまに Mike 先生の無料レッスン 1 回をプレゼント! (締め切りは 6 月 15 日です。)

Mike「Hello?」
大塚「Mike, こんにちは! まなびの大塚です。元気?」
Mike「元気ですよ。」
大塚「Mike は今、教員免許取得を目指して大学院に通っているんですよね。忙しい?」
Mike「忙しくしていますよ! 週 3 日間は学校に通い、残り 3 日間はアルバイト、1 日はボランティアとして放課後授業を教えています。」
大塚「それは忙しそうだ (笑)。アルバイトは何をやっているの?」
Mike「ダイソンという掃除機メーカーで事務のお手伝いをしています。」
大塚「ダイソン? 知っているよ! 去年頃日本で大ブームになった吸引力が衰えない掃除機でしょ?」
Mike「そう! よく知っているね。」
大塚「すごいブームだったんですよ。今は日本のメーカー各社類似品を販売しています。」
Mike「それは知らなかった。ダイソンってイギリスの会社なんだけどもいい会社なんですよ。社員をハッピーにするのが理念で非常にアットホームな会社でね。アルバイトから管理職まで半ズボン、T シャツで出勤しているんですよ。」
大塚「いいね、それ! 私もそういう会社を作りたい!! 日本は型にうるさいのでちょっと難しいかもしれませんが。。。それではインタビューを始めましょう。Mike は 米国 の名門中の名門、イエール大学を卒業しましたね。私は アメリカに留学経験があるのですが、イエールは東大に入るのより数倍難しいと思います。勉強が出来るだけではダメですからね。課外活動などでも相当リーダーシップをとらなければダメですよね。高校時代は文武両道のスーパーマンだったの?」
Mike「運が良かったんですよ。とりあえず Give it a shot (可能性にかけて出願する) したら受かったという感じでね。これ、本当です。勉強面で特定の科目で秀でて出来たということもないし、課外活動はトランペット・陸上競技・ボランティア等は満遍なくやっていましたが、私の場合総合力で受かったのではと思っています。」
大塚「随分謙遜していますね (笑)。」
Mike「イエールの場合は入れたというよりも入った後が地獄でした (笑)。」
大塚アメリカ の大学は相当勉強させますからね。私の大学時代は授業など全く出ていなかった。教授の顔の半分も知りませんでした (笑)。」
Mike「それはひどい (笑)。」
大塚「今考えるとそう思います。でも Mike のその後のキャリアを見ていると非常に Interesting ですね。銀行に 6 年間勤め、その後全く畑の違う JET プログラムに応募し、来日。日本の小・中学生に英語を教えることになるんだからね。まずどうして銀行員に?」
Mike「高校時代に銀行窓口でアルバイトをしていたんですよ。数字に強かったのとシャイだった性格を何とかしようと積極的にお客と話す場を設けたくてね。」
大塚「なるほど。大学時代にはイタリアに行き、現地の銀行に Intern していますよね。どうしてイタリア?」
Mike「母がイタリア出身でね。親戚も多いんですよ。小さい頃は良く遊びに行きました。その延長でイタリアでインターンしました。」
大塚「その後住友銀行 シカゴ 支店に就職しますよね。どうしてまた日本の銀行に?」
Michael (Mike) Chartier 先生
Mike「特に日本の銀行に入りたかったというわけではなく、たまたま内定が取れたのが住友銀行だったということでした。私自身、あまり Aggressive な人間ではなく、『これをやりたい!』という確固たるものを持っていなかったので就職は苦労しました (笑)。」
大塚「Mike の住友銀行までのキャリアを見ていると『日本文化』に初めて触れるのが日本企業である住友銀行に就職したことのように思えます。それ以前は日本を意識したことはあります?」
Mike「ないですね (笑)。」
大塚「具体的にどうして日本に行こうと思ったの?」
Mike「住友銀行 シカゴ 支店には当時日本人が 70 名いましてね。現地駐在員同士は日本語を話すじゃないですか。まず日本語という言語に興味を持ちまして。。。それで日本語を習い始めました。」
大塚「素晴らしい。」
Mike「それと同時に駐在員と積極的にコミュニケーションを図っていくと 1998 年当時カラオケが全盛期だった日本の話や、日本の休日制度 (どういう休日か等) について知り、自然と『日本にいってみたい!』と思うようになりました。」
大塚「でもそれだけではわざわざ銀行の仕事を辞めて日本に住もうという動機付けとしては弱いと思います (笑)。何かそれ以外に『日本』を意識する強烈なものはなかったの? というのも私自身 アメリカ に 10 年近く住み、痛感したのがアメリカ人の大部分、特に白人は アメリカ 国外について全く興味をもっていないということでした。そう考えるともっと強烈な何かがあると思うのですが。。。」
Mike「私が生まれ育った ウィスコンシン州 の Lac du Flambeau という町はインディアン (ネイティブアメリカン) の保護区でね。小・中学校では 7 割の生徒がインディアンだったんですよ。自然が多く残っている地域で アメリカ 一辺倒ではなくいろいろな考え方に自然と触れたことがその後日本行きにつながったかと思います。」
大塚「なるほど。でも日本に行くまでにはもう 2 年待たなければいけません。まずどうして住友銀行を辞めたの?」
Mike「当時、アジア通貨危機があったりしてね。職場の雰囲気も悪くなりましてね。現地職員はいつクビになるか分からない。クビになる前に辞めないとなかなか転職先が見つからないので1年で別の銀行に移ることにしました。」
大塚「どうして直接日本にいかなかったの?」
Mike「銀行員としてのキャリアをまだ捨てきれなかったからです。日本へ行くということはキャリアを一度リセットするということになります。日本語を勉強しながらもう一度就職してそこを見極めようと思いました。」
大塚「新しい銀行に移ってどうでした?」
Mike「やっぱり銀行は自分に向かないことが分かりました (笑)。私自身、昔からアグレッシッブで自己主張の強いタイプではない。銀行員として生きていくにはそれが必要だとわかったんですよ (笑)。」
大塚「それ、分かる! 私も 4 年間銀行に勤めて『これじゃない!』と確信を持ってから辞めましたので。。。Mike はその後小中学校で英語を教える JET プログラムの一員として来日します。日本に行きたいというのはわかりますがどうしてまた教育の分野ですか? 他の道もいろいろとあったと思うんですけど。。。」
Mike「いい所つくね (笑)。正直教育というのは全く考えてなく、教壇に立つことが決まってから毎日ビクビクしていたんだ。JET プログラムについては人におしえてもらったのですが、給与等の待遇面も良かったし。。。結局日本に行くことが一番の目的だったんで、その手段は何でも良かったんだ。その中で一番いい条件だったのが JET プログラムだったんですよ。」
大塚「なるほど。それで実際に教えていかがでした?」
Mike「最初の一年は相当苦労しましたね。でも 2 年目には大分慣れてきて、3 年目には Enjoy するようになりました。」
大塚「1 年更新の JET プログラムで 3 年間フルで働く人は滅多にいませんから。。。教えていたのは中学生? 高校生?」
Mike「1 週間のうち 4 日間は中学校にいて、1 日だけ小学校で教えていました。」
大塚「中学生と小学生、どちらの方が教えやすかったですか?」
Mike「断然小学生! 楽しい授業を行うと目がキラキラと光るんですよね。あの瞬間がたまらないです。」
Michael (Mike) Chartier 先生
大塚「一番思い出に残る授業は?」
Mike「私はインディアン保護区で育ったので母に頼んでそこで収穫した野生米 (Wild Rice) を送ってもらってね。それを授業中に炊いてみんなで食べたんですよ。出来るまで皆ワクワクしてね。実際に食べて『まずい!』なんていう子がいましたが皆、目がキラキラとしていました。鬼ごっこをしたのもいい思い出です。小学生は本当に正直というか無邪気でいいですね。ただ、『何で鼻が高いの?』や『ちんちんある?』なんて聞かれたときは困ってしまいましたがね (笑)。」
大塚「『ちんちんある?』というのは傑作だね (笑)! なんて答えたの?」
Mike「なんて答えたかな〜 (笑)? その頃はあまり日本語が話せなかったので困っちゃってね (笑)。」
大塚「それはそうだ! それで 3 年後に アメリカ に帰るわけですね。」
Mike「いえいえ。実はどうしてももう一年日本にいたくて、ARC Academy という日本語学校に通ったんですよ。教育か、ビジネスの世界に戻るかについて考える時間が欲しかったのともう少し日本語を極めたかった。」
大塚「すごいね。両親とか悲しまなかった?」
Michael (Mike) Chartier 先生
Mike「それはもう。。。1 年で帰ってくると思っていたのに 4 年も日本にいましたからね。」
大塚「それで結論は出たの?」
Mike「それが。。。結局こちらに戻って教員免許を取るため夜間、学校に通いながらヤマシンフィルタ (株) という日系の会社でセールスをしていました。」
大塚「そっか。踏み切れなかったんですね。」
Mike「うん。もう一度、今度は金融の世界ではなくビジネスの世界が好きになれるかどうかテストしてみたかったんだ。」
大塚「それで結果は?」
Mike「やっぱりアグレッシブでない自分の性格はビジネス向きでないことが分かりました。それで通っていた大学院を夜間からフルタイムに鞍替えしました。順調に行けば来年卒業します。」
大塚「何年生を教えるの?」
Mike「4 年生か 5 年生を専門に教えたいと思います。」
大塚「素晴らしいですね。イエール大学を出て銀行に勤めるという超エリートコースを捨て、日本で英語を教え、帰国してから学校の先生になるんですからね。銀行員を続けていたら今頃すごいお金持ちになっていたかもしれないのにね (笑)。」
Mike「人には向き不向きがあります。私にとってお金はそれほど大切ではありません。大事なのは私がハッピーで且つ、社会貢献が出来ているということです。いろいろ回り道をしましたが自分のやりたいことが見つかり大変うれしいです。」
大塚「素晴らしいですね。ちょっと話は変わりますが今までの MANABI.st のレッスンはいかがでしたか?」
Mike「MANABI.st の生徒は皆さん素晴らしい方ばかりです。一番感心するのはモチベーションが非常に高いということです。各方面で活躍されていらっしゃる方も多く、日々刺激を受けます。」
大塚「そういっていただけるとうれしいです。最後にこれを読んでいる方にメッセージをお願いします。」
Mike「私自身 8 年以上日本語を学んでいます。新しい言語を習うのは大変かと思いますが、大事なのは他人任せの学習はしないということです。全て自己責任でやって欲しい。ご自身で英語を学ぶゴールを設定し、その達成に向けて一生懸命がんばって欲しいと思います。私でよろしければゴール設定の手伝いをさせていただきます。つい先日『English Learning Strategies (ゴール設定)』というコースを提供し始めましたので是非ご予約くださいね!」
大塚「長い間ありがとうございました!」

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