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第 30 回 Judy Fiebig 先生インタビュー


カナダの現役の小学校の先生登場!

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Judy Fiebig 先生インタビュー

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I think the first month I, I just listened, listened and said very, very simple, simple phrases. And then ummm, the second month, it was better, I started seeing, maybe a. ( ) a little bit more at least cause I attended the local high school. And then in the third month it was good. Like. like I. I started ummm, having better ( ) and more friends and, and I. it's like the ( ) was turned in my ( ). I, I didn't have to ( ) so much. I didn't have to think "I am hungry, J'ai faim" like I didn't have to, to think my English sentence through, I could sort of say it. And I also didn't worry if it was perfect anymore. So that was important too.

上の文章を完成させて解答を support@manabi.stまで送ってください。正解者先着 3 名さまに Judy 先生の無料レッスン 1 回をプレゼント! (締め切りは 9 月 30 日です。)

Judy「Hello?」
大塚「Hi Judy! 新年度がはじまったばかりでしょ?忙しい?」
Judy「うん。今度は小学校 4 年生の担任になったんだ。生徒を 22 名受持つことになったんだけど、はじめが肝心だからね。各生徒の特徴をつかもうと奮闘しています (笑)!」
大塚「4年生の生徒ってどう? 結構言うこと聞かないんじゃない?」
Judy「そんなことないよ。ちょうどいい学年なのよ。低学年は集中力がないけど 4 年生になると少し勉強しようという気になって来るんだ。Good learning ageです (笑)。」
大塚「そう!それは良かった! Judy は日本の小学校でも JET 時代に教えたと思うけど カナダ の子供は日本の子供と比較してどう? 大きな違いはある?」
Judy「う〜ん。。。精神年齢は変わらないと思いますが、日本の子供の方が少し Independent だと思います。」
大塚「Independent というと?」
Judy「何をすべきかよく知っているというか。。。例えばこちらの学校では授業中に生徒を置いてコピーに行くなんて法律で禁じられている。法律以前に生徒をほって置くと何をするか分からないので怖くて出来ない (笑)。でも日本では担任の先生はしょっちゅう『ちょっと待っててね』といってコピーとかに行くでしょ?」
大塚「うん。いくね。」
Judy「生徒は大人しく待っている。これはすごいことだと思いますよ! 生徒同士がきちんとお互いを監視しているなんて!」
大塚「なるほど。Very Interesting!『人様に迷惑をかけてはいけないという教育』が今でも徹底されていると聞き、安心しました (笑)! それではインタビューをはじめましょう。Are you ready?」
Judy「Of course!」
大塚「まず Judy が日本に行こうと思ったきっかけについて教えてください。」
Judy「私自身非常に Spiritual な視点でbig believer in "signs" なんですよ。」
大塚「"signs" というと?」
Judy「道しるべというか。。。当時『日本に行きたい!』と思わせることがいくつか起きたんだ。」
大塚「Interesting! 詳しく教えて!」
Judy「一つは大学の頃、聖書について学ぶコースを履修していたのですが、その仲間とハロウィンパーティーに行ったときにね、Carla という白人のクラスメートが日本人っぽい学生の所に行って "Are you Japanese?" と聞いて "Yes" と答えるといきなり日本語で話し出したんだ。今までスペイン語やドイツ語などを流暢に話す白人は見てきましたが日本語を話す白人は見たことがなくてね。『かっこいい (Cool)!』と思ってね (笑)。『私も日本語を話せるようになりたい!!』と思いました。」
大塚「なるほど。」
Judy「それが一つ。もう一つは大学を卒業して大学院に行きだした時に研究の一貫としてたまたま日本の教育システムについて研究したんだ。その時、3 年生、6 年生、中学 3 年生の時に全国統一学力テストを受けることや、高校・大学受験戦争の熾烈さについて知ってね。あまりにもこちら カナダ と教育システムが違い、非常に興味を持ちました。」
大塚「こっちの受験戦争は強烈だからね! 母子共同作業と言われています (笑)。」
Judy「本当にそうね (笑)。」
大塚「あとは?」
Judy「あと 2 つ "Sign" がありました。」
大塚「2 つも (笑)!?」
Judy「そう (笑)。Memoirs of a Geisha という本を読んでね。今まで持っていた Geisha のイメージと全くかけ離れた Entertainer としての芸者像を通して日本文化に触れることが出来、『もっともっと知りたい!』と思ったんだ。」
大塚「あの本は私も読みました。読み物としては結構面白かったです (笑)。それ以上のコメントは (笑)。。。」
Judy「分かる分かる! 日本人の大部分はそういうからね (笑)。」
大塚「やっぱり (笑)! Memoirs of a Geisha のどの部分に特に惹かれたの?」
Judy「日本的なやり方ですね。例えばお茶を立てる時、全く同じ作法を行う。後は下積み生活の話とか。西洋的な考えにはないんですよね。こういうの。」
大塚「なるほどね (笑)。それ、良く分かります。最後の一つは?」
Judy「2000 年 5 月に結婚をしましたが結婚するに当たって旦那と今後のお互いの人生について話し合ったんだ。お互いどうしたいかとね。」
Judy Fiebig 先生
大塚「それは素晴らしいね。それで?」
Judy「そこで私は『日本に行って教えたい!』といったんだ。そうしたら旦那も日本に興味を持っていたようで『なら一緒に行こう!』ということになりこれが日本行きの決定要因になりました。」
大塚「なるほど! いい旦那だね。」
Judy「そう! 彼自身も本当に興味を持っていたしね。」
大塚「すると旦那も JET?」
Judy「そうよ。」
大塚「でも 3 年間も日本にいたわけでしょ。」
Judy「うん。」
大塚「二人とも日本が本当に気に入ったんだね。」
Judy「もちろん!」
大塚「日本行きの理由は良く分かりましたが何故 JET なの? JET は日本の学校で Assistant Language Teacher (ALT) として英語を教えるプログラムですが、そもそも教えることに興味を持ったきっかけについて教えてください。」
Judy「Good question!」
大塚「これももちろん Sign があったんでしょ。」
Judy「もちろん! 16 歳の時かな。当時アルバイトでサマーキャンプ、スキー、バレーボールなどを地域で教えていてね。私スポーツが大好きなのよ。だからどうせアルバイトをするならスポーツを教えようと思いましてね。もちろんその大部分が子供でした。当時毎週金曜日に地域の子供達にバレーボールを教えていてね。」
大塚「16 歳で金曜日に? 10 代の金曜日ほど重要な日はないんじゃない?」
Judy「そう! その通り (笑)! だからこそ本気で教えていたんだ (笑)。」
大塚「それで?」
Judy「その時に Nathen という 10 歳の子供が来ていてね。Nathen は里子でそれも一時的でちゃんとした里親が見つかるまである家族に預けられていてね。これがどうしようもない子供だったんですよ。いつも問題ばかり起こしていてね。はじめはあまりに悪さをするので罰としてゲームから追い出し、立たせたりしていました。」
大塚「いるいるそういう子供 (笑)! 私も学校で『教室から出て行け』と言われたことが何度もありました (笑)。」
Judy「Masa が? それは驚き!」
大塚「子供時代はやんちゃの方がいいというのが持論です (笑)。それで Nathen はどうしたの?」
Judy「結局今までの家庭環境のせいで大人を信用していなかったのね。はじめはこの子、大嫌いだったのですが、少しずつ自分のことについて話し出してね。ちゃんと聞いてあげると次第に信用してもらえたのかな。次第に態度も良くなってきました。」
大塚「いい話だね。」
Judy「結局彼は里親が見つかり途中でいなくなってしまいましたが、Nathen と Connect 出来たときの充実感というのがたまらなくてね。私自身、何か特別な事が出来たというか、もしかしてこれが進むべき道かとかね。」
大塚「それで小学校の先生になろうと思ったわけだね。」
Judy「そう! 子供に信用される以上の喜びはありません (笑)!」
大塚「いい話だね。それで大学では教職員免許を取ろうとしたわけですね。」
Judy「そう。」
大塚「専攻は何にしたの?」
Judy「それが科学だったんですよ。ずっと科学を勉強していました。」
大塚「でも今は主に国語 (English)・フランス語を教えているんでしょ。」
Judy「まあね (笑)。社会と算数も教えています。ただ、科学は教えていないんですよ (笑)。」
大塚「どうして? フランスなんて勉強していたの?」
Judy「もちろん! フランス語は趣味から出発しました。15 歳の夏休み時に 3 ヶ月 Qubec に強制的に短期留学させられてね。フランス人の家庭にホームスティしたのですが、【ここからがクイズの部分です】はじめの 1 ヶ月は本当に帰りたかった (笑)。何をいっているのか全く分からない。でも 2 ヶ月目に少し分かるようになってきて 3 ヶ月目にはフランス語で考えられるようになり、本当にうれしかった。それで趣味としてフランス語はずっと続けてきました。」
大塚「やはり子供の頃から短期留学させるのは素晴らしいことですね。私も英語を短期間で上達したかったら日本人が全くいない環境に 1 ヶ月でもいくのがベストだと思っています。逃げ道のない状態で生活していく為に死に物狂いで頑張る!」
Judy「そう。やはりその言語で考えられるようになることが一番大事だと思います。それと面白いことに話す言語によってトーン・態度・振る舞いが全然違うんですよ。日本語を話すときは控えめにジェスチャーを少なく、もっと静かに高い声で話し、フランス語で話すときはオーバージェスチュアで大きな声で興奮気味に話すとかね。文化的な違いですが、他言語を話すときは非常に重要なポイントだと思います。これは現地に行かないと身につかないんですよ!」
大塚「なるほど。それは盲点でした (笑)。これは記事を書く時に絶対入れなきゃ! でもどうしてフランス語の先生として出発したの?科学はどこにいっちゃったの?」
Judy「うん。当時先生になるのは本当に難しくてね。ほとんど空き枠がでない。空き枠が出ても科学の先生枠とは限らない。だからフランス語と科学としておくと確率が高まるじゃない?」
大塚「なるほど。頭いいね!」
Judy「ありがとう (笑)。」
大塚「それですぐに仕事にありついたんだ。」
Judy「そう。二つ専門を持っていて本当にラッキーでした。」
大塚「それで 2 年間地元で教えてから、来日します。」
Judy「そう。」
大塚「どこに配属されたの?」
Judy「宮崎県の西都市です。」Judy Fiebig 先生
大塚「聞いたことがない (笑)! かなりの田舎?」
Judy「うん (笑)。でも海が近くサーフィンが好きな私にはぴったりの場所でした。」
大塚「バレーボールとかもやったの?」
Judy「もちろん! ただ、途中で飽きちゃったんだ。」
大塚「え〜? どうして??」
Judy「とにかく練習ばっかりでなかなか試合をやらない。練習も全く同じ事を繰り返しやる。私はもっと試合がやりたかった!」
大塚「そう! これが日本なんですよ。今ではどうか分かりませんが例えば寿司職人になりたいとするよね。一人前になるまで 10 年かかるといわれているんですよ。はじめの 3 年はご飯だけを炊かせてもらえるとかね。西洋人はどうしてもこの考えにはついていけない (笑)。下積みでスキルをつけるというよりはその間につくる人間関係・信頼関係を少しずつ作っていくというのを大切にする文化だと思います。」
Judy「そう! 特に教えてはじめた時かな。はじめての夏休みの時で学校が休みなので地元の教育庁で働くのですが何しろやることがない。私自身いろいろなアイディアを持っていて、これをやりたい、あれをやりたいと提案するんですが全て却下。このときはストレスが溜まりましたね (笑)。このままだったら絶対に 1 年後に カナダ に帰っていた。でも少しずつ信頼関係を築いていき、根回しを覚えていくといろんな事をさせてくれるようになった。」
大塚「それは素晴らしい。」
Judy「最後の年には生徒をつれて老人ホームで英語のスピーチをさせたり、イギリス大使館でスピーチさせたり、オーストラリアの中学校とチャットをやったりいろいろな事を企画しやりました。」
Judy Fiebig 先生 Judy Fiebig 先生
大塚「いい話だね。日本で一番学んだことは Patience ですか?」
Judy「Patience はもちろんだけど、人をどう動かすか。押し付けるんじゃなく、粘り強く誠意を持って粘り強く相手に伝え続けること。また信頼関係もじっくりと築いていくこと。これは何も西洋・東洋関係なく使える有効なコミュニケーション方法だと思います。」
大塚「なるほど。実際に戻って日本で学んだ Patience, 根回しは役に立っている?」
Judy「もちろん! ちょうど夏にフランス語の新カリキュラムを作るということになったのですが、どうしても使いたい教材があってね。私自身それがベストのものだと思ったのですが、周りの先生は去年のものを使いたがっていた。そこで粘り強く他の先生にはその教材の良さを説きつつ、校長先生に根回しをしたりして、それが採用されたんですよ。これは日本で学んだやり方です!」
大塚「そう聞くと JET プログラムの相互文化交流の理念が実践されたと聞き、うれしいです。」
Judy「私の JET プログラムにも感謝しております!」
大塚「3 年で帰国しますね。JET プログラムの契約は 3 年までですが、その後も日本に残ろうとは思わなかったの?」
Judy「それは思わなかった。結局その 3 年間、 カナダ の小学校に戻りどういう授業をやりたいかばかり考えていました。どうやったらフランス語の授業をよりよくしていくかとね。3 年間日本でいろいろな事を学び、そろそろ move on する時だと思いました。」
大塚「なるほど。それで今夢を実現しているわけだ。素晴らしいです。」
Judy「ありがとう!」
大塚「Judy の将来の夢を聞かせてください。」
Judy「Professional? それとも Personal?」
大塚「Both でお願いします。」
Judy「OK! まずは Professional ですが、校長先生になるか、市の教育庁のコンサルタントのいずれかになりたいと思っています。」
大塚「校長先生とはすごいね。」
Judy「うん。今の校長先生は本当に素晴らしいんですよ。私の地域は裕福の地域ではないが、校長先生が頑張って予算をいっぱい取ってきてね。そのお陰でコンピューターなど設備もどんどん入れられるし、優秀な先生も取れる。そうすると学区が活性化する。高い理念を持って地域の為に一生懸命頑張る。今の校長のような人に将来はなりたいです!」
大塚「身近に Role Model になるような人がいるというのは羨ましいです。是非頑張って下さいね!」
Judy「ありがとう!」
大塚「Personal Goal は?」
Judy「そろそろ子供も欲しいし、家も欲しい。家族というのをはじめたいということかな?」
大塚「なるほど。ありがとうございました。そろそろ MANABI.st のレッスンについて聞かなきゃね (笑)。まだ数はそれ程多くないけど今まで行った MANABI.st のレッスンはどうだった?」
Judy「今まで、ビジネス・プロフェシュナルや専業主婦の方とお話をしましたが、皆さん話すことが沢山あり、本当に楽しかった。私自身新しい人とどんどん話したい。その人がどういう人なのか、何を考えているのかについて知るのは本当に楽しいです!」
大塚「ありがとうございます。頑張って下さいね! 最後になりましたがこれを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。」
Judy「OK! 英語を話すときは日本語で考えてはダメです! 知っている単語を並べるだけでもいいので英語で考える癖をつけてください。知らない単語があったら知っている単語を使って説明してください。レッスンは楽しんでいただきたいし、我々先生は日本及び日本人が大好きでどの英語のレベルが高い人でも初心者の人でもお話しできるのを楽しみにしています。」
大塚「長い間、ありがとうございました!」

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