第 18 回 Janet Hughes Pliszka 先生インタビュー
Just Do It!
インタビュー音声公開&クイズ インタビュー音声聞き取り穴埋めクイズ You know, one of my first real experiences with people from lots of different other places. And I loved that experience so much that, I knew, um, it was, it was just meeting more people from different places and that ( ) of ( ) And so, from there, it was just like ( ) um, you know how you, you can talk about, you know, ( ) your, ( ) your, your, your ( ) ( ). So it was a, it was just a ( ) ( ) "Yeah, I want to keep doing this!" 上の文章を完成させて解答を support@manabi.st まで送ってください。正解者先着 3 名さまに Janet 先生の無料レッスン 1 回をプレゼント! (締め切りは 9 月 10 日です。) |
Janet | : | 「Hello?」 |
大塚 | : | 「Hi Janet! 元気? 何だか最近忙しそうだね。」 |
Janet | : | 「ほ〜んとにバタバタしています。ちょうど今、会社の中間決算の報告資料をまとめている為、家に持ち帰って訳の分からない報告書類を作っています (笑)。」 |
大塚 | : | 「それは大変だ!」 |
Janet | : | 「そう。先日どうしたら効率的に報告書を作れるか会議なんかをやっていたのですが、その会議自体が非常に長引いてしまい、『何をやってんだか?』と思っちゃったりして (笑)。。。」 |
大塚 | : | 「あるあるそいうの!」 |
Janet | : | 「でも毎日楽しく送っているよ!」 |
大塚 | : | 「それは何よりです! Ready?」 |
Janet | : | 「Fire Up!」 |
大塚 | : | 「OK! Janetは小さい頃、何になりたかったの?」 |
Janet | : | 「先生。それも体育の先生! スポーツが大好きだったんだ。」 |
大塚 | : | 「そうだったんだ。でも小さい頃でスポーツが好きだったら普通、オリンピック選手とかじゃない?」 |
Janet | : | 「あっ、そうだ。バレーボールのオリンピック選手にもなりたかったんだ (笑)。中学・高校は真剣にバレーボールをやっていました。」 |
大塚 | : | 「どうしてそれは諦めたの?」 |
Janet | : | 「大学の頃、選抜チームの試験で落ちてね。あれは悲しかったな。でもその後小さい大学リーグでずっとバレーボールをしていました。日本でもやっていたのよ。」 |
大塚 | : | 「ママさんバレーチーム?」 |
Janet | : | 「そう (笑)! ママさんバレーチーム!!」 |
大塚 | : | 「Janet の身長はどれくらいなの?」 |
Janet | : | 「177 センチくらいかな?」 |
大塚 | : | 「それは高いね! それじゃー、アタッカーをやっていたの?」 |
Janet | : | 「そう!」 |
大塚 | : | 「そうしたら日本でママさんたちをすごいパワーでいじめてたんじゃない?」 |
Janet | : | 「そんなことないよ (笑)。ものすごい Powerful なママさんも結構いたから (笑)。」 |
大塚 | : | 「そっか。それで大学では何を専攻したの?」 |
Janet | : | 「体育の先生になりたかったから運動療法はもちろん専攻したけど、やっぱりそれだけでは不安でね。会計、マネジメントなどの授業も取ったんですよ。Teaching と Buisness の 2 つを専攻していたのでそれはそれは大変だった。これはもう無理だと思い、途中からビジネスの一本にしました。」 |
大塚 | : | 「あ〜れ? 教えるという夢はどうなっちゃったの (笑)?」 |
Janet | : | 「そう来ると思った (笑)。やはりビジネスの学位の方がより小回りが利くでしょ。これは本当に悩んだんだ。ちょうどその頃新設のコースで旅行・接客コースが出来てね。このコースは授業のみならず夏休みにいろいろな施設にインターンするんですが、これが面白くてこっちで生きていこうと思ったんですよ。」 |
大塚 | : | 「具体的にはどういうところにインターンしたの?」 |
Janet | : | 「こっちの国立公園にある有名なホテルでウェートレスをしたり、ディズニーワールドのカナダ・パビリオンで働いたりね。」 |
大塚 | : | 「ディズニーワールドとは楽しそうだね!」 |
Janet | : | 「そう! 各国のパビリオンは必ず本国から人を雇うので、いろいろな国の人々と Interact が出来てすばらしい経験でした。そこで外国に非常に興味を持ち、交換留学生として 1992 年にロシアに 3 ヶ月いったんですよ。」 |
大塚 | : | 「1992 年といえばペレストロイカの時代? それはすごい経験だね。」 |
Janet | : | 「うん。何しろ当時 2,3 セントしかしないパンを買う為に長蛇の列に並んだりして、ものすごい新鮮な経験でした。ロシアに行ったことが私の人生の転機でしたね。『書物などでいろいろと読んでいても実際に行ってみないと意味がない。なんでもそうだけど、実際にやってみないと何も学べない』ということを肌で感じ、これは今でも私の人生の信条です。だから私はどんなことでも好き嫌いなどしないでとりあえず挑戦してみます。」 |
大塚 | : | 「素晴らしいことですね! Janet の言う通り! 考えてばかりいないでとりあえずやってみる。それ、私も大好きな考え方です。考えすぎると結局やらないケースが多いからね。」 |
Janet | : | 「そう! I totally agree です。」 |
大塚 | : | 「ロシアから帰ってきてどうしたの?」 |
Janet | : | 「大学を卒業した直後卒業旅行で友人とカナダを車で横断したんですよ。5,000 キロはあったかな。」 |
大塚 | : | 「それはすごい! Janet はやはり根っからの Adventurer だね。」 |
Janet | : | 「うん、そう。ちょうどウィニーペッグに着き、あるバーで飲んでいたのですが、そこで出会った人がちょうど JET プログラム (日本の公立学校で数年間英語を教えるプログラム) を終え、帰国したばかりでね。『日本は最高だった!』と生き生きと話していましてね。『それ、いいかもしれない』と思い、詳しく調べ、出願しました。」 |
大塚 | : | 「ちょっと待って。もう、Teaching の夢はやめて Business キャリアを積もうと決心したんじゃなかったっけ (笑)?」 |
Janet | : | 「そう女心は単純じゃないのよ (笑)! でも当時の私のゴールに JET プログラムはぴったりだったの。」 |
大塚 | : | 「ゴールというと?」 |
Janet | : | 「まず、観光というキャリアを歩むことにおいて日本にいくというのは非常にそそられましたね。カルガリーはロッキー山脈などがあるため、日本人旅行者が多いんですよ。それとやっぱり外国に数年住める機会はめったにないじゃない? これは私の Adventure 精神を駆り立てましてね。それに異文化、特に西洋とはまったく違う東洋文化を学べる。後は Teaching の部分ね。これも体験できるということは『本当に先生になる夢を捨てていいのかな?』と思っていた私にとってはそれを確認できるまたとない機会でしょ。JET プログラムはそういう意味で当時の私にとって最高のものでした。」 |
大塚 | : | 「なるほど! 当時の日本についてはどういうイメージを持っていたの?」 |
Janet | : | 「う〜ん。ずいぶん前だったからね。」 |
大塚 | : | 「Ninja に会えるとか、毎日お寿司を食べれるとか (笑)?」 |
Janet | : | 「それはないよ (笑)。あっ、そうだ。日本の学生は非常に礼儀正しく、授業も黙って真剣に聞き、授業態度も素晴らしいという印象でした。が。。。」 |
大塚 | : | 「カナダの生徒と大差ないと?」 |
Janet | : | 「そう! その通り!! 結局子供はどこの国でも変わらないね (笑)。おとなしい生徒もいるし、うるさい Trouble Maker 的な生徒もいる。」 |
大塚 | : | 「それはそうだよ! その他日本に住んで感じたことは?」 |
Janet | : | 「やはり日本人の働き振りには驚かされましたね。先生も生徒も本当に長い時間まじめに働く。これはこっちではないことで素晴らしいことだと思いました。先生と父兄の距離も非常に近かったしね。よく父兄から "Thank you for teaching English to my children!" な〜んて言われてうれしかったな〜。」 |
大塚 | : | 「生活面はどうだった?」 |
Janet | : | 「私の住んでいた大分県の犬飼町は人口 4,000 人しかいなかったんですよ。白人の私は本当に目立っていたんでしょうね。何をするにも周りから興味深々に見られていました。」 |
大塚 | : | 「例えば?」 |
Janet | : | 「例えばある夜、スーパーで買い物をしていて、スパゲッティーを買ったんだ。そうしたら次の日、通りすがりの人に "How was pasta?" って聞かれたんですよ (笑)。これには度肝を抜かれました。」 |
大塚 | : | 「それは怖い (笑)!! 何だか悪いこと出来ないね。それ以外は?」 |
Janet | : | 「ママさんチームでバレーボールをしたり、太鼓チームに入ったり、お琴を習ったり。。。あっ、今思い出してもお琴を弾いてる間のあの長時間の正座には参ってしまいました (笑)。」 |
大塚 | : | 「正座か。。。私は 5 分も持ちません (笑)。」 |
Janet | : | 「5 分? 私なんかいつも 20 分以上よ (笑)!」 |
大塚 | : | 「参りました。日本には 3 年間いましたよね。その後日本で働こうと思わなかったの?」 |
Janet | : | 「思ったんだけどね。でもその頃になるとようやくビジネスのキャリアを積もう決心がついたのでそうなると既に同期と 3 年間差をつけられていたのでこれ以上はと思いましてね。それでこちらに帰ってきて今の会社に入社しました。」 |
大塚 | : | 「仕事はどう? 楽しい?」 |
Janet | : | 「うん! もちろん Up & Down はありますが、部下を 5 人持ち、部下達の Coaching をするのはとても楽しいし、20 人くらいの部なのですがみんな若く楽しみながら仕事をしています。」 |
大塚 | : | 「それはいいね! 将来はどうしようと考えているの?」 |
Janet | : | 「あっ、やっぱり聞かれた (笑)! 私そういう質問は苦手でね。Go with the flow で生きているからね (笑)。『5 年後どうしているの?』なんてたまに聞かれるのだけど答えようがない。」 |
大塚 | : | 「じゃー、10 年後は?」 |
Janet | : | 「質問内容が変わんないじゃない (笑)! でも真剣にいうと、家族を持ちたいですね。うちの会社、1 年間産休出来るんですよ。こういう Benefit は使わないとね! でもこの会社はいてもあと数年かな。もっともっと旅をしたいし、趣味の写真撮影ももっと追及したい。人生短いじゃない? 何でも挑戦してみたいのよ!」 |
大塚 | : | 「そういえば Janet は数ヶ月前に Peru にいったり Adventure が大好きだよね。」 |
Janet | : | 「そう! Masa、Amazing Race という番組知っている?」 |
大塚 | : | 「う〜ん。聞いたことないな。」 |
Janet | : | 「この番組は二人一組となり 3 週間 Adventure に出て競う番組なんだけど、この番組に出てみたい!」 |
大塚 | : | 「いいね。そういう生き方。でもその前に日本に来なきゃダメだよ。皆待っているんだから。」 |
Janet | : | 「そうね。次の次の旅行かな。」 |
大塚 | : | 「え〜。次じゃないの?」 |
Janet | : | 「次はタンザニアです! 私の従兄弟がタンザニアの大学院に行っていましてね。こっちに帰ってくる前に行かないと一生行けない気がするんだ。」 |
大塚 | : | 「それはしょうがない。でもその次は絶対に日本だよ!」 |
Janet | : | 「OK!」 |
大塚 | : | 「MANABI.st でもう 2 年弱教えているんだけど教えていて感じることは?」 |
Janet | : | 「まずはじめに私の生徒は皆さん本当に前向きですばらしい! このような人たちと Connect 出来て本当にうれしく思います。」 |
大塚 | : | 「そういってもらえると運営者としてうれしいです。」 |
Janet | : | 「英語でも何でもそうですが、やはり学ぶには高い目標を持って欲しいですね。いろいろな生徒の方々を見ていてやっぱりモチベーションの維持が大事に思えます。」 |
大塚 | : | 「うん! 同感です。そういう生徒の方々は何を目標に頑張ればいいと思う?」 |
Janet | : | 「やはり Vocabulary を増やすことですね。Topic はなんでもいい。映画でもいいし、その他趣味でもいい。その Topic を通じて Vocabulary の数を徹底的に増やすべきです。Vocabulary が増えてくると会話に幅が出てきて楽しくなります。楽しくなれば高いモチベーションを維持できる。」 |
大塚 | : | 「それはいいですね! 最後に Janet にとって日本に 3 年間暮らした意義・その後の考え方に与えた影響などを教えてください。」 |
Janet | : | 「そうですね。やっぱり国籍がどうであれ、我々は同じ人間だということが分かったということですね。誰にも感情があり、傷ついたり喜んだりします。もちろん当たり前のことですが、これを実体験を通じて感じ取ったというのが私にとっての財産です。」 |
大塚 | : | 「素晴らしい言葉ですね。長い間ありがとうございました。」 |