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第 6 回 David Fogel 先生インタビュー


都市計画に魅せられた男

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David Fogel 先生インタビュー

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インタビュー音声 聞き取り穴埋めクイズ

you know, we want to be around a multitude of different people, we want to see people with ( ), we want to see people with ( ), we also want to see people driving ( ), you know, ( ) business suits.

上の文章を完成させて解答を support@manabi.st まで送ってください。正解者先着 3 名さまに David Fogel 先生の無料レッスン 1 回をプレゼント! (締め切りは 8 月末日です。)

大塚 「Hey David、まなびの大塚です。」
David 「Hey Masa、どうしている?」
大塚 「元気だよ! 今仕事中?」
David 「まあね。」
大塚 「結構夜遅くまで働いているの?」
David 「うん。結構遅いよ。毎日夜 8 時までやっています。」
大塚 「。。。」
David 「日本では夜 8 時だったら早い方だったね。」
大塚 「そう! 夜 8 時で遅いなんて。。。と思い、思わず沈黙してしまいました (笑)! それはそうとインタビューをはじめましょう。」
David 「よろしくね!」
大塚 「まずはじめに日本に興味を持ったきっかけを教えてください。」
David 「OK! 高校の頃だったかな〜。ちょうど 80 年代終わりで日本は Raising Asian Tiger として アメリカ で話題になっていて日本に興味を持ったのがきっかけかな。運良く私の通っていた高校は地区の中で唯一、第 2 外国語として日本語が選択できたので、やってみようと思ったんだ。」
大塚 「日本語はどうだった?」
David 「3 年間、成績は全て『A』をもらったんだけど第 2 外国語なんて所詮課外活動のようなものでぜんぜん物足りなかったな〜。ただ、日本に対する興味が非常に強くなりました。特に日本文化について。物事の決まり方や生活形態もぜんぜん違うじゃない?そこで大学に入り、もっとじっくりと日本文化に浸ろうと 4 ヶ月だけ交換留学の為、早稲田大学に留学しました。」
大塚 「わっ! 早稲田!! 敵だ!!! 私は慶応出身です (笑)」
David 「大丈夫だよ Masa (笑)、私は早稲田に対する愛校心なんかないからそれが Masa との関係で障害になることはないよ (笑)。ラグビーで何度もやつけているし (笑)。。。」
大塚 「ラグビーではいつも完敗ですね (笑)。参りました。。。それはそうと 4 ヶ月間の日本留学はどうでした?」
David 「日本は本当に奥深い!!たった 4 ヶ月の滞在では日本は語れないよ (笑)! でも自分はぜんぜん違う所から来たということを改めて痛感しました。」
大塚 「どういうこと?」
David 「お世話になったホームファミリーでトイレは使用後に毎回便器をきれいにする、夫婦の寝室は別とか。。。」
大塚 「あれ〜。それって結構レアなケースじゃないかな?それとも私の感覚がおかしいのかな (笑)。」
David 「それ以外でも例えば大学でグループレポートの為のミーティングなどで議論しても何も決まらなかったり。。。これは本当にストレスが溜まりました。ずっと アメリカ で問題の根源に行くまで激しく議論するという教育を受けていたのですが日本では全く違うやり方だったからね。それでも必ず期限までにレポートを出せたんだから本当に不思議です。」
大塚 「基本的に日本人は争いが嫌いだからね。意見調整は会う前にやるんだよね。これはこれで利点があると思うのだが。。。でも一言だけ言わせてもらうともし早稲田ではなく、慶応に留学していたらそういうことはなかったと思うよ (笑)。冗談ですけど。。。」
David 「(大爆笑) そっか、そうだったんだ!」
大塚 「David のプロフィールを読んでいると日本についての興味と現在の仕事に直結する都市計画への興味と 2 つに分かれると思ってみていたんだけど。。。大学はこの 2 つを専攻したんだよね。どうして都市計画に興味が沸いて来たの?」
David 「いい質問だね。私は ワシントン DC まで車で 15 分の郊外で生まれ育ったのですが DC は Murder Capital of the World (世界で No.1 の殺人首都) と呼ばれていて殺人以外にもホームレスや麻薬の問題を抱えている有名な都市なんだ。高校卒業まであまり気にかけていなかったが毎日学校へ車で通う途中で沢山のホームレスをみたり、麻薬や殺人のニュースなんて日常茶飯事でした。ちょうど大学に入ってすぐだったかな。新入生向けの Urban Environment (郊外の環境) について様々な見地から科学的に考えようというコースがあり、何気なく取ったのですが、これがまさしく Eye Opener (開眼させられる) でした。2020 年に人口のほとんどは郊外に集中するとのこと。安全できれいな水が飲めること、肉体的にも精神的にも健康で魅力的な住宅環境の重要性などを学び、『これだ! これこそ俺がやりたいことだ!!』と直感的に思いましたね。」
David Fogel 先生
大塚 「すごいですね! 18 歳で運命の仕事に巡り合ったのは本当に幸せなことだと思いますよ! でも何で David にだけだと思うけど Click したの? David 以外にも多くの人がこのコースを履修していたと思うのだけど。。。」
David 「いい質問だね。う〜ん。どう答えたらいいのか。。。小さい頃は医者になりたかったんですよ。やはり人様のために役に立てる仕事って魅力的じゃない? でも血がきらいだったんで、他に人のお役に立てるがないか探していたんだ。ちょうど DC で生まれ育って、漠然と『なんだこんな犯罪都市になってしまったのだろう?』と思っていたし。。。」
大塚 「もう少し、突っ込ませてください。『人様のお役に立てる仕事につきたい』といっていましたよね。もちろん誰でもそう思っていると思いますが、だから都市計画のお仕事とは直結しづらいと思います。そこら辺についてコメントをいただけないでしょうか?」
David 「もちろん犯罪都市 DC で生まれ育ったことはいいましたがそれに合わせてやっぱり両親の影響かな。父は退職まで政府一筋で働いていまして、天下りをしてお金をもっともらうチャンスをあったのですが、お国の為に一生をささげるという本当に真面目な人間でした。母は現在小さな劇団を経営していまして大人から子供までいろいろな演劇を企画・指導しています。父の国に対する献身的な姿勢や母のやっていることが地域に与える影響、問題ある郊外で生まれ育ったことをすべて考えると必然的に『都市計画』をいう仕事に魅力を感じざるを得なかったというのが正直な所かな。」
大塚 「すばらしいですね。非常に良く分かりました。今の仕事について具体的に教えていただけないですか?」
David 「喜んで! ワシントン DCメリーランド州 のちょうど境にある郊外の町を芸術の側面で再活性化するプロジェクトに係わっているんだ。」
大塚 「芸術とは大きな言葉ですが具体的にはどういうこと?」
David 「ごめんごめん、そうだね。人間は好き嫌いを別にして生活をしていくために仕事をしなければいけませんね。でもアフター 5 に何をするのか、その街が何を提供するのかというのは非常に重要な問題なんだ。つまり、仕事をするだけの街なんてつまんなく、Mental Healthness が著しく損なわれてしまう。そこで私はアフター 5 に人間の Creative の側面を刺激する為に何が出来るか、考え、企画をし、実行に移す仕事をしています。例えば美術館、ダンススタジオ、劇場、映画館、アニメ教室などをいろんなことをその街の特徴に応じて作るんですよ。子供の教育にもこれは本当に重要で、こういうところがしっかりとしなければ麻薬とかに走ってしまうのですよ。」
大塚 「いい話ですね! でも大学でそこまでやりたいことがわかっていて、どうして JET プログラムで日本の学校で英語を教える職業に大学卒業後についたのですか?」
David 「そこなんだよね。本当に悩みました。大学を含めると 7年間日本語を勉強し、日本に留学までし、何だか中途半端に思ってしまって。実は日本で都市計画の仕事を探していたのですよ。でもなかなかなくてね。そこで JET プログラムに参加しながらその地域の都市計画のプロジェクトに参加できればそれでいいやと思い参加したのですよ。実際に北海道の弟子屈町 (てしかがちょう) に配属され、そういう機会も実際にありました。」
北海道弟子屈町
大塚 「2 年間で JET をやめましたよね。どうしてですか?」
David 「私はものすごく向上心があります。ただ、JET プログラムでは赴任した 1 日目から 730 日目まで何一つやることが変わらなかった。もっと責任のある仕事につきたかったが結局前例がないということで受け入れられず、2 年間でやめることにしたんだ。英語を教えること自体は楽しかったんだけどやっぱり将来は都市計画の仕事をしたいという思いが年々強くなってきたということもありますね。」
大塚 「2 年後どうしたの?」
David 「今度こそ日本で都市計画の仕事に就こうと就職活動をしました。運良く札幌でそのような仕事をみつけましてね。13 人のクリエーターの人たちと和気藹々と楽しく仕事をしました!」
大塚 「仕事以外でやっていたことは?」
David 「音楽が大好きなので、パンクバンドを組んで札幌周辺でライブ活動をやっていました。ベースを弾いていたのですがこれがなかなかクレージーなバンドで楽しかったな〜。」
大塚 「結局日本滞在は 3 年間でしたよね。どうして帰ろうかと思ったのですか?」
David 「大変かわいがってもらった叔母が不治の病にかかったと分かりましてね。すぐに帰国しました。結局帰国 1 年後に亡くなりましたが、ずっとそばにいてあげられて本当に良かったです。」
大塚 「そうだったのですか。私も 3 年前に父を亡くしたのですが、最後の一年は私も会社を辞めて留学準備をしていたので David と同じように毎日一緒にいて。。。今ではかけがいのない思い出です。日本での 3 年間の経験というのは David の人生にどのような Impact を与えたと思いますか?」
David 「つい最近、宮崎駿の映画『天空の城ラピュタ』を見たんだ。ハリウッド映画というのは典型的なアメリカの国民性というものがよく反映されていて白黒をはっきりとつける。いい奴 (ヒーロー) と悪い奴が明確に分かれていて、最後にはいい奴が勝つという単純なストーリーじゃない?宮崎駿に代表される日本映画には日本の国民性がよく現れていて物事は白黒ではない。悪いことをする人間にもそれなりにちゃんとした理由があるというメッセージ性を強く感じます。これ、アメリカ人にはなかなか理解されにくい感覚なんだよね。周囲の人々との『和』を大事にするとか日本に住んだことにより多くのすばらしいことを学んだと思います。日本に滞在し、一回りも二回りも成長したと思います。」
大塚 「そういってもらえると日本人としてうれしいです。次に David のプライベートライフについて聞かせてください。」
David 「DJ をやったり母の劇団を手伝ったりと楽しく過ごしていますよ! 音楽は本当に好きです。今でもチャンスがあればロックスターになりたいと思っているくらいです (笑)。」
大塚 「どういう音楽が好きなの?」
David 「サイケデレック・トランスというジャンルの音楽知っている?」
大塚 「う〜ん。分からないな。」
David 「ちょっと説明するのは難しいので 8 月末に日本に遊びに行くのでそういう音楽をやっているお店に連れて行ってあげるよ!」
大塚 「日本に来るのですか! 是非是非!! 楽しみにしています。」
David 「OK!」
David Fogel 先生
大塚 「David の将来の夢って何ですか?」
David 「そうですね。今の仕事を 4 年くらい続けてその後自分で都市計画専門の会社をおこしたいですね。私は アメリカ のみならず世界中を舞台に活躍したいと思っています。特に第 2 の故郷の日本で将来何かやりたいですね!」
大塚 「David の理想としている生活というのはどういうものですか?」
David 「やはり常に Artist の周りにいたい。Creativity にあふれている生活を送りたいですね。(クイズで出題) をしている人、(クイズで出題) をしている人、(クイズで出題) に乗っている人などあらゆるタイプの人に囲まれ、刺激に満ち溢れた生活を送りたいと思っています。」
大塚 「いいですね、それ! おっと。忘れそうになりました。David の MANABI.st の授業についてコメントをして下さい。どういうことを教えたいですか?」
David 「私は正直言いまして単純にビジネス英語を教えるというのはあまり興味がありません。政治や最近の社会問題について話したり、映画・音楽について話したいです。確かに MANABI.st は英語を教えることがメインですが私も楽しみたいし、生徒の皆様にも楽しんでいただきたい。ただ英語を学ぶだけだったらつまんないし、続かないと思う。お互いの共通の趣味を見つけてお互いに楽しみながら学んでもらいたいです。まずはじめのフリートークでお互いの共通の趣味を探し出し、それに沿ったレッスンプランについて話し合いたいですね。」
大塚 「いいですね。David、長い時間本当にありがとうね! 最後に生徒の皆様に一言をお願いします。」
David 「OK! I'm looking forward to working with you and growing together. Teaching is a 2-way road. Let's first meet together by FreeTalk. If our personalities match, let's have fun together in a more deeper level.」
大塚 「Thanks David, see you in Tokyo!」
David Fogel 先生David Fogel 先生

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