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第 21 回 Chris Watson 先生インタビュー


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Chris Watson 先生インタビュー

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Of course, making lots of money is nice, you know, but one of the best ( ) ( ) advice that my former bosses gave me was, you know, to you got to, you got to pursue your passion, you know, and hopefully the money will follow. Ummmm, but you know, you can't a…. I think it's a mistake to go into a job that you ( ) ( ) essentially it's ( ) ( ) a little bit, you just get ( ) to the job because of the good money but you just don't have any, any ( ) or passion for the job itself.

上の文章を完成させて解答を support@manabi.stまで送ってください。正解者先着 3 名さまに Chris 先生の無料レッスン 1 回をプレゼント! (締め切りは 12 月 10 日です。)

大塚「Chris, お久しぶりです。」
Chris「こちらこそ久しぶり!」
大塚「前々から聞きたかったのですが、Chris が育った Upland って町は California のどこにあるの? 実は私はロサンゼルスのパサデナという地区で 70 年代から 80 年代前半まで住んでいたのですよ。」
Chris「そうだったんだ。通りで Western Accent があると思っていた。Claremont って知ってる?」
大塚「いったことがあるよ。ちょうど友人が Claremont 大学に通っていたので 4 年前に遊びに行きました。ロスのダウンタウンに比べ閑静な場所ですね。」
Chris「そう! Ivy League of Southern California といわれているくらい素晴らしい所なんですよ。」
大塚「そういえば Chris は素晴らしいブリティッシュ・アクセントで話しますね (笑)。」
Chris「そうくると思った (笑)。10 歳の時にイギリスからこちらに来てからずっと言われていましてね (笑)。そういわれると私は必ず次のように返答します。一つは『私がアクセントがあるのではなく、君がアクセントあるんだよ!』そして『I don't speak American, I speak English』っと (笑)。」
大塚「それは面白い (笑)。おっしゃる通りみんなアクセントがあるんですね。私なんか日本語を話していてもアメリカンアクセントがあるねなんて意地悪をいわれたことがあるんですよ (笑)。」
Chris「それはひどい (笑)!」
大塚「10 歳の時にイギリスからアメリカに移ってきたんですか。同じ英語圏でもカルチャーショックはありましたか?」
Chris「それはもうすごいものでした。どこまで言えばいいのか分からないのですが。。。」
大塚「言っちゃって下さい!!」
Chris「OK! まず当時の私の趣味は兵士のおもちゃを集めることだったのですがアメリカの兵士はひどい!! かっこ悪いし種類もほとんどない!! また、こっちで売っているチョコレートなんかはっきりいってチョコレートではない!! イギリスではヨーロッパ中から繊細な味のチョコレートが入ってきていましたがここではスイカ味のチョコレート?? 『勘弁してよ!』という感じです。アニメもひどかったし。。。大好きなイギリスサッカーなんかこちらの新聞で日曜日版でしか結果が見れない。もう最悪でしたね。。。」
大塚「チョコレートは同感です (笑)。『甘ければ何でもあり』じゃないでしょう。といっても当時私もロサンゼルスにいましたがまだまだ小さかったので『スイカ味のチョコレート美味しい!』って食べていたような気がします (笑)。それで?」
Chris「まあ、そのうち慣れましたけどね。その内ベースボールカードを集めだしたり、Atari というテレビゲームに夢中になったりしてね。少しずつですが Adjust していきました。」
大塚「Atari は私も持っていました (笑)。何だか懐かしいですね。中学生、高校生の時は何に夢中になりましたか?」
Chris「歴史ですね。イギリスにいた頃から歴史、特に第 2 次世界大戦に興味がありましてね。だから兵士の人形を集めたりしていたんですよ。当時の私のコレクションはすごかったですよ。何しろイギリス・ドイツ・日本・アメリカをはじめ各国の軍隊を陸・海・空と全て揃えていましてね。数百体は持っていましたよ!」
大塚「数百体 (笑)? それはすごい! それを友人のコレクションと対戦させたりして遊んでたの?」
Chris「いえいえ。これは誰にも邪魔させませんでした (笑)。一人で第 2 次世界大戦を再現して自分の世界に入っていました。でも勘違いしないで下さいね。決して暗い子供だったわけではなかったですよ (笑)!」
大塚「なるほど。それで歴史、特に近代史に興味を持った訳ですね。」
Chris「そう! 小さい頃は誰でも『世の中にインパクトのあることをしたい』と思いますよね。私は特にその気持ちが強かった。そうすると歴史の全てがその時の政治で決まることが分かってくる。そこで政治に興味を持ちましてね。」
大塚「中高時代は歴史の勉強に没頭したんですね。」
Chris「そうだったのですが、残念ながらアメリカの歴史教育はなかなか近代史に入らない。独立戦争の話ばかりでね。」
大塚アメリカ人は独立戦争が大好きですからね。ここから第 2 次世界大戦までがアメリカの黄金期ですからね。」
Chris「そう! 今の世界情勢を理解するにはベトナム戦争以降の歴史が非常に大事になってくるのですが、そこは触れたくない過去ということできちんと教えない。そこがアメリカの問題だと思います。」
大塚「鋭い指摘ですね。アメリカのパスポート保持率は 10 数パーセントだと聞きます。日本の半分程度です。大部分の国民が国外で何が起きているのか、分からなければ興味もない人が多い。だから今のような外国とのちょっとした感覚のズレが出来ているんですね。」
Chris「残念ながらそうなんですよね。」
大塚「高校生時代からそう感じていたのはやっぱり Chris は International だったからでしょうね。私も幼少時代アメリカで暮らしていたので良く分かります。そこで大学時代は政治学部にいったのですね。大学時代について聞かせてください。」
Chris「大学時代は主に Speech と Debate に明け暮れました。Speech では『遠い夜明け (邦題:Cry Freedom)』のモデルとなった Donald Woods を招いたり、Debate では後に中絶問題で最高裁勝利を収めた Sarah Weddington と Debate をしたりしました。」
大塚「それはすごい! でもどうして大学を卒業後にすぐに Law School に行かないで日本に行こうと思ったの?」
Chris「大学 1 年の夏休みの時に Jamaica に遊びに行った時の経験かな。あれは Eye Oper でした。高校の頃、Jamaica から交換留学生が来ていましてね。彼は高校時代に帰ってしまったのですが遊びに行くと約束したので遊びにいったんですよ。彼の実家は Jamaica でもかなり田舎にありましてね。電気はあったのですが水道がなく、シャワーももちろん Cold Water でした。家も土で出来ていてこんな風に生活している所が世の中にあるのかとそれはものすごいカルチャーショックでした。」
大塚「すごい経験でしたね。」
Chris「そう。でもその村に住んでいる人々は本当に人が良く、フレンドリーでね。大変良くしていただきましてね。その時思ったんですよ。世界は広い。何がいいとか何が悪いのではない。ドイツの諺で『Not better, not worse, just different』というものがあるんですけどまさしくその通りと思いましたね。」
大塚「いい言葉ですね。」
Chris「そこで大学卒業後はすぐに Law School に行かずにもっと世界を見てみたいと思いましてね。その一つの機会が日本での JET プログラムだったんです。」
大塚「日本では沖縄県の北部に配属されましたね。」
Chris「本部町という小さな漁村でした。着いてすぐに 2 つの大きな台風に見舞われましてね。窓が爆発するのではないかと思うくらい凄まじい体験でした。」
大塚「それは災難でしたね (笑)。今年はもっとひどかったと聞きます。2 年間いましたがどうして帰ろうと思ったのですか?」
Chris「そろそろ本格的にキャリアを積んでいかなければと思いましてね。教えること自体は嫌いではないのですが、日に日に政治の世界に早く入りたいという気持ちが強くなりましてね。」
大塚「その後 Law School に入学しますが、政治でしたらどうして外交官や政府に直接就職するのではなく弁護士なのですか?」
Chris「やはり法律を知っていると即戦力として働けるからね。物事を論理的に考え、それを書面に落とすには Law School は最適なトレーニングの場なんですよ。」
大塚「なるほど。それで米国帰国後すぐに Law School に?」
Chris「いえいえ (笑)。まずフィリピンに行って人権団体で数ヶ月活動しました。」
大塚「フィリピン?」
Chris「そう! たまたまそのような機会がありましてね。そこで自分の政治的信条の為に投獄されている政治活動家などいろいろ見ましてね。この分野で力になりたいと思いました。その後ちょっと回り道をし、JETRO (日本貿易振興会) などで働いたりしましたが、いまは米国労働省の国際局に勤めており、充実した毎日を送っています。」
大塚「今の仕事を具体的に教えてください。」
Chris「今は特に Child Labor の問題を扱っています。例えば以前パキスタンで子供に強制労働させ、サッカーボールを作らせていた会社があったのですが、アメリカ政府を代表して、現地政府に補助金などを与え、やめさせたりしたりね。」
大塚「以前ナイキの外注先が強制労働を中国でさせたということで叩かれましたね。」
Chris「そう。先進国はそのような意図はないにしても間接的に子供の強制労働にかかわっているケースが少なくありません。発展途上国ならなおさらです。」
大塚「でもアメリカを代表して現地にいき、そのようなことを言い出すと『余計なお世話!』といわれませんか?」
Chris「そんなことないよ。子供の強制労働を喜んでいる政府というのはほとんどありません。我々は『やめろ!』というだけではなく、技術援助などのニンジンも差し出しているんで感謝されるケースがほとんどですね。」
大塚「最近、特に『この仕事良かったな!』と思ったことはありますか?」
Chris「そうですね。この間韓国で APEC の会議がありましてね。その時香港の政府関係者と会い、香港では 10 万人の子供が家ではなく道で暮らしており、いつギャングのターゲットになるか分からない危険な状態になっているということを聞きました。そこでどうしたらいいか相談に乗りましてね。いろいろな意見を交換したりして少しは役に立ったのではという満足感がありました。」
大塚「弁護士でそのような仕事をしている人は珍しいですね。大部分がお金持ちになりたいという動機でなるものだと思っていましたが。。。」
Chris「フィリピンに数ヶ月いた時、ビーチで『100 Years of Solitude』という本を読みましてね。はじめの数ページ読んだ途端にその本の世界に引き込まれましてね。何だか『you're in the right place at the right time』という状態でして、読み終わった後『自分の passion を追及することが大切でお金はついてくればいい』という固く思いました。もちろんお金持ちにもなりたいですがそれより大事なものがあるような気がします。本の内容を話すと長くなりますのでいいませんが、機会があったら是非読んでみてください。」
大塚「素晴らしい話ですね。その本、読んでみたいと思います。最後にこれを読んでいる皆様にメッセージをお願いします。」
Chris「MANABI.st の皆様と話すのは本当に楽しい。自分の世界から逃避して 9,000 マイル以上離れている地球の裏側の人達の人生について聞く機会なんてめったにないからね。是非『話しましょう!』とお伝え下さい。」
大塚「了解です! 長い間ありがとうございました。」

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